みなさま、こんばんわ。
昨日のブログ速報で書きましたが、高山氏のご長男様から電話にてインタビュー形式でお話をさせて頂き、「高山正行」という稀代の和太鼓名手をご家族の立場から、長年どのように見て、そして感じてこられたのかを伺いました。以下、読みやすく構成したものを掲載致します。なお、ご長男様の希望で実名は伏せさせて頂きます。
七人の侍の会々員『今回、お父様が16年ぶりに個人打ちで舞台に立たれることを知って、率直にどのように思われましたか?』
ご長男
『不安が全くがなかったと言ったら嘘になりますが、多少心配はしていました。と申しますのは、父は50歳頃から表舞台に立つのを避け、もっぱら太鼓の初心者の方々に初歩的な太鼓だけを教えていましたし、自分自身の太鼓の練習など長年さっぱりしていなかったからです。』
七人の侍の会々員
『出演の依頼が来て、お父様のご様子はいかがでしたか?』
ご長男
『太鼓連盟さんがお声を掛けて下さったことに大変感謝していましたが、と同時に結構悩んでいました。』
七人の侍の会々員『何を悩んでおられましたか?』
ご長男
『 ”福井の太鼓名人に対する感謝” というような意味合いでの出演依頼らしいので、そこを一番悩んでいました。自分よりもまだまだ長く太鼓を打ってこられた諸先輩方がいるので、自分がこの年齢で出演しても良いのかどうかと・・・。』
七人の侍の会々員
『しかし、福井の太鼓名人は高山先生なしでは考えられないでしょう?』
ご長男
『そう言って頂けると嬉しいんですが、父も家族もそんな風には全く考えていません。』
七人の侍の会々員
『太鼓魂のご出演を終えられてから、お父様は何かおっしゃっていましたか?感想とか?』
ご長男
『普段から自身の練習をしていないので、次の打ち込みを、つい頭で考えて打ってしまった。赤点の太鼓だった。お客さんや連盟さんの期待を裏切って悪かったと言ってました。それと、川筋義也先生や山内嶺央さんにはとても感謝してました。』
七人の侍の会々員
『私達も演奏を拝見しましたが、そんな感じには見えませんでしたが?』
ご長男
『でも、見る人が見ればわかると思いますよ。福井には大変上手な太鼓打ちの方々がたくさんおられますし。実は、私も多分父はそうだったに違いないと感じながら演奏を弟と一緒に会場で観ていました。』
七人の侍の会々員『○さん(ご長男)は、太鼓は打たれないのですか?』
ご長男
『父から本格的に習った事は一度もありません。当然、公の場で太鼓を打つなんて大それたことはしません。でも、母のお腹の中にいた頃からずっと太鼓のリズムを、まるで ”三度の食事” みたく日常当然のように聴いていましたし、これまで無数の太鼓チームや太鼓打ちの方々の演奏を観てきましたから、自画自賛で厚かましいですが、耳と目だけは肥えているつもりです(笑)』
七人の侍の会々員
『こんな身近に太鼓の名人がいらっしゃるのに、どうして習おうとされなかったのですか?』
ご長男『簡単に言いますと理由は3つあります。まず、幼い頃の夕食時に父が太鼓で頻繁に家に居なかった寂しさ。第二に、そんな夫を持っている母親の並々ならぬ苦労を見続けてきた事。第三に、父が私や弟に太鼓をあえて太鼓を教えようとしなかった事です。』
七人の侍の会々員『なるほど。色々あったんですね。でも、福井の太鼓奏者のお子さんは、結構な確率で太鼓の跡継ぎをしてませんか?高山さんのところは珍しいケースですね。』
ご長男
『そうかもしれませんね。まあ、私も自分自身で本当に心から太鼓が打ちたくなった時には、父に頭を下げて教えを請おうと思います。私は現在41歳ですけど、昔から ”40の手習い” と言う言葉もありますし。でもそうなると母が卒倒しそうで心配です(笑)。でもそれくらい母は父で苦労しましたから・・・。』
七人の侍の会々員
『ところで、お父様は○さん(ご長男)にとってどんな存在ですか?』
ご長男
『かなり風変わりな父。変なおじさん(笑)・・・まあ、働き者の頑固短気な職人なんですが、根っこの部分は本当にバカ正直で非常に繊細で心優しい人ですよ。』
七人の侍の会々員
『わかります!!何度かお会いしているうちに芯から優しくて繊細な方だなあとは感じていました。でも短気には見えませんでしたが、そんなに短気なんですか?』
ご長男『短気というか、せっかちなんですね。仕事でも何でもダラダラしているのが一番嫌いな人なんですよ。あと、ここは!という時に礼儀がなってないのもダメなんです。でも、他人様からするとそんな風には見えないようです。おそらく、そこは父本人がかなり自制しているんだと思います。』
七人の侍の会々員
『なるほど。己を知っているからこそ自制できるんでしょうね。最後になりますが、ご存知の通り私達はひょんなご縁があって高山先生と出会わせて頂き、先生に関しての情報を色々ネット上で公開させて頂いていますが、○さん(ご長男)はどう思われていますか?』
ご長男
『そんな大そうな辞典(ウキペディアのこと)に掲載されるような人間じゃないと父は言っております。私としては高山正行という変なおじさん(笑)を認めて頂けるのは嬉しい話ですが、できましたら、父個人ではなく、せっかく福井にご縁があり興味を持って頂けたのなら、いずれ消え行くかもしれない福井県本来の伝統的な太鼓に関してお調べ頂きたいですね。太鼓・太鼓奏者という存在が社会的に日の目を見たのはここ20年くらいなので、なかなか調べるのは難しいとは思いますが、福井の伝統文化のためにお願いします。私も協力程度はさせて頂きます。』
七人の侍の会々員『わかりました。○さん(ご長男)と高山先生の意を汲まさせて頂き、今後とも頑張ります!その代わりと言う訳じゃないですが、またお話を伺ってもよろしいですか?』
ご長男『・・・わかりました。』
七人の侍の会々員
『今日はお忙しい中、有り難うございました!』
【禁無断転載・再利用】
【高山正行の研究 『七人の侍の会』のプロフール及び連絡先はこちらです】
▲最新のブログへGO▲